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アルガブランド素敵エチケットと試飲 [山梨勝沼酒造の旅2015]

山梨ワインのたびのつづきです。

勝沼酒造さんで試飲させてもらうと
こんな素敵なエチケットのカードがいただけます。
image.jpg
image.jpg


中にワインごとのこういうカードになってマス。
クラレーザ.png


エチケットとかのデザインはポルトガルで何十年も
芸術家として活躍してらっしゃる
日本人の方にお願いして書いていただいてぬんですって。

本当にすてき・・・なのにお名前失念←おばか

エチケットの読み方も素敵デス。
ロゴ読み方.png


さて、勝沼酒造の座敷で試飲したのは
まずクラレーザ。
クラレーザ.png


一番軽くてさっぱり。
日本のお父さん方が好きそうなスッキリさっぱりデス。



日本古来の葡萄品種である甲州は
他のワイン用葡萄に比べて
圧倒的に糖が少なく、

加糖しないとワインになれません。

もちろん糖があれば醗酵しますが
葡萄のエキスは弱いわけです。

そこが日本のワインの弱さだったわけですが
それを解決するために
勝沼酒造では葡萄の絞り汁を凍らせて
水分を取った濃縮の葡萄汁を加えることで

加糖しないでもワインを醸造する、と言う方法も取っています。

そして平たく言えば
濃縮液を造ると言うことは、ワイン一本に対して
必然的に葡萄使用量が多くなります。

コスト問題が浮上するわけですね~
そりゃそうだ。

写真がないけどヴェント、風というなのワインもいただきました。
さわやかな繊細なタイプデス。


こちらは加糖ではなく濃縮液で作ったピッパ。
ピッパ.png

クラレーザに比べるとぐっととろみさえ感じます。


其の次がボシケ。林という意味です。
左の青いほうデス。
image.jpg


このときの試飲ではこのワインが一番印象的でした。

葡萄が頑張らないと根が張れない
石の層の畑デス。

この石の層というのがとても重要で
ヨーロッパに比べて山と海が近く
栄養豊富な土壌に加えて湿度の高い日本。

野菜が頑張らなくても育つことが出来てしまうのです。

あえて育ちにくい石の層の上の葡萄と言うのは
その葡萄の努力分だけ、
つよいおいしい葡萄ができるのです。

これはうちで取っているノマドさんの野菜も
降水量の最も少ない地域のひとつで
育てている理由でもあります。

果実みがふわっとかおり
エキスの丁寧さ、やわらかい余韻がキレイです。

なんで2本買ったんです。

あとはこちら。
イセハラ
イセハラ.png


より古いものと2本飲ませていただきました。

イセハラはその土地の名前。
畑の名前デス。

小石のおおい畑はより頑張らねばならず、
よりおいしい葡萄が育つわけデス。


日本の初期の葡萄作りに置いては
とにかく生産することが目的だったので

いい畑の葡萄も、そうじゃないはたけの葡萄も
全部一緒くたにワインにされていたわけですが

特に優良な造り手は
ヨーロッパではむかしから畑ごとに醸造されています。

それに習って特別な畑だけのワインを作られた、ということですが
葡萄の収穫時期なんて
どの畑も割りといっぺんにおとづれるのに

そんなに何個もあるわけではない
葡萄をしぼったりワイン製造に使われる機械を
細かく使用することはとても作業効率の悪い、
大変なことなんです。

それでもおじい様の代からのワインを
より美味しくしよう、という気持ちの詰まったワインでした。

より古いビンテージのワインのほうが
葡萄の果実みがしっかり感じられて

旨味も増しているようでした。


ていねいな仕事だからだと思いました。

さて、旅の続きはお昼ご飯になります。ネ
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