一生の宝物

みなさま、今年も年始からありがとうございました！

明日より通常営業デス


年末年始、楽しすぎて
飲み過ぎ食べ過ぎで丸くなりました（爆）

年末、伊勢丹に入ってる資生堂のサロンへ食事に行ったところ、
尊敬するジャック・ボリーさんと写真を撮ることができました。

一生の宝です。



ジャック・ボリーさんはMOF(フランスの人間国宝みたいなの)をお持ちで、
長年銀座のロオジエのシェフをしてらしたのですが、
何年か前に辞められて、
もう表舞台には出ないと聞いていたので
嬉しすぎました。。。

伊勢丹のサロンのプロデュースをしているのですが、
まさかお会い出来るとは！

写真は額に入れて飾っておきます！


大変私を可愛いがって下さってた
食道楽のお客様、山本さんは
フレンチはジャック・ボリーさんが一番好きだと仰ってました。

専門料理などを見てはボリーさんの料理の美しさにヨダレを垂らしていたものです。

それからあまり経たないうちに、
ロオジエを辞められており
非常に残念に思っていたのが、嘘のようです。

舞い上がりすぎて簡単に済まそうと思っていたランチが
妹にも何でも好きなの頼んでいいよー！と（笑）

サロンの一周年記念のランチをいただきました。

パンはシュー生地にチーズを入れたものと
(えなが気に入って外側ばっかり食べてた)
クラシックなバケットと
ドライフルーツの入ったバケットでした。

突き出しはカボチャの濃厚なクリーム。
出汁とカボチャの甘さと乳製品のコクが
どれかが出しゃばることなく、とろりと一体化していました。

前菜は茄子やズッキーニを小さく切って煮たものの上に
オマールのメダリオン。
杏とシェリービネガーのソースがかかっていました。

黄色とオマールの赤、マーシュの緑が
現代画のような印象です。

メインは牛頬の赤ワイン煮込み。
ヌイユ(フランス風パスタ)のクリーム煮と
ザ・ベタな料理ですが、久々に食べる?
基本ヌイユって微妙な食べ物だと思うけど
美味しい?

牛頬のゼラチンと出しや野菜の濃厚さ。
口の中でねっとりして、丸いバランス、
クラシックで丁寧な満足度のある料理でした。

デザートは薄切りりんごのタルトタタンと
クリームブリュレのタルト、
そしてガッツリ卵のフランスー！ってバニラアイス！

本当に美味しかった?

久々のガッツリフレンチ。
最近は軽い、シンプルなイタリアンとも
思えるようなフレンチが続いていたけど、
本当に本当に美味しかったデス。

満足満足。

山本さんもこの非の打ち所がないバランス、技術、
ハレの料理が好きだったのよね。
山本さんとの写真はないけれど
この写真をみるたびに思い出すんだろうな。


今年はそんな事を考えながら仕事しようと思います。